Ocient:大規模環境におけるエネルギー効率

OcientがSolidigm SSDを使用して、計算負荷の高いデータとAIワークロードのコスト、システムのフットプリント、エネルギー消費量を最大で90%削減

未定

2024年、世界は、149ゼタバイト (ZB) のデータが生成、取得、複製し、消費しましたが、この量は増加する見込みです。IDCの試算によると、2024年には、生成されたデータ量は 163,006エクサバイト (EB)のデータが生成されましたが、2028年には、 2倍以上生成されて393,852EBになる見込みです。これは、IDCのGlobal DataSphere 2024 で報じられたように、この予測期間全体で24.4%のGAGRに相当します。

この環境下で、企業は、高まるプレッシャーに直面して、コスト、スペースとエネルギー消費を管理しながら、膨大なデータを処理しています。計算集約型のワークロードとAI主導のアプリケーションは、ハードウェアとソフトウェアのアーキテクチャの両面で、新たなレベルの効率性を求めています。

Ocientのプラットフォームは、主要顧客に対して、既に3年間で160万米ドルのエネルギーコストを削減するとともに、ハードウェア、CapExとOpExも削減してきました。

Ocientは、データ分析ソフトウェアソリューションの先駆者で、常時稼働し計算集約型のデータとAIワークロードにおける効率性を再定義しています。同社の効率的で一体化したプラットフォームは、最新の業界標準のハードウェア上で動作するのに最適化されており、Solidigmの先進的なソリッドステートドライブ (SSD) ストレージ技術を活用することで、データ分析ワークロードにおけるコスト、エネルギー消費とシステムのフットプリントを最大で90%削減します。これによって、顧客は、大規模環境においても、持続可能なデータ性能と管理を実現することが可能になります。1

課題:リソースを管理しながらスケーリング

計算集約型ワークロードを運用する企業は、運用コストと環境負荷を大幅に増やすことなしに、増大する需要に対応するためにデータ運用をスケーリングする方法に苦戦しています。Ocientハイパースケール・データ・ウェアハウスは、上記の課題を解決するために特別に構築されており、完全に再構築された設計を活用し、常時稼働する大規模ワークロードに対して、リアルタイムで分析を提供します。その革新的なアーキテクチャは、ハードウェアのフットプリントを最小限に抑えながら、卓越した性能を発揮し、常時稼働し、ペタバイト規模のデータセットであっても、顧客がさらに迅速にデータを取り込んで、洞察を抽出できるようにします。

Solidigm SSDの役割

Solidigmの16TBクラスのSSDは、Ocientの革新的なアーキテクチャを支えるストレージです。Solidigm™ D7-P5520 SSDSolidigm™ D5-P5430 SSDは、ストレージ密度、電力効率と、システムレベルの性能を最適化する上で重要な役割を果たします。Solidigm SSDは、卓越したストレージ密度を提供し、顧客が単一の2Uサーバーで、最大で1.2ペタバイト (PB) のデータを保存できるようにします。Solidigmストレージ上のOcientソリューションは、容量と性能を満たすために必要なドライブ数を削減できるので、顧客がデータセンターにおけるワークロードのフットプリントを最小化できるようにします。これは、不動産とハードウェアのコストが急速に増大する可能性がある大規模データ環境で、特に重要です。

Solidigm SSDは、回転ディスク技術を採用したハードディスクドライブ (HDD) とは異なり、業界トップクラスの電力効率を実現しています。 SolidigmのNANDベースSSDは、一般的なシーケンシャル書き込みワークロードで、ワットあたりの性能を400%以上向上させ、ランダムアクセスを含む混在するランダムワークロードでは、ワットあたりの性能を27,000%以上向上させます。2これによって、Solidigm SSDは、大規模に運用効率を高め、エネルギー消費を削減するOcientの能力を支える中核的な要素になっています。

Ocient独自のコンピュート隣接型ストレージアーキテクチャ (CASA) は、SSD を高速PCIe 4.0バスを介してプロセッサに直接接続することを保証して、数億単位の並列タスクを解放し、データアクセスのボトルネックを排除します。Ocientは、Solidigmの高速SSDとCASAアーキテクチャを組み合わせることで、毎秒1.2テラビットを超えるデータスキャン性能を達成し、クエリと分析を高速化できるようにしています。

具体的な成果を実現:顧客に力を与え、限られたリソースで最大の成果を達成できるようにする

Ocientのプラットフォームは、主要顧客に対して、既に3年間で160万米ドルのエネルギーコストを削減するとともに、ハードウェア、CapExとOpExも削減してきました。上記の削減は、革新的なストレージ技術を高度に最適化されたソフトウェアと組み合わせる可能性を強調しています。従来のインフラは、202kWという膨大な電力を消費するデータセンターのフットプリントを含んでいました。この従来のシステムは、10ラックを備え、平均で145kWの電力を使用し、データウェアハウスとして、HadoopとApache Spark上でワークロードを実行し、4.41PBのストレージ容量を必要としていました。この顧客は、Ocientに移行後、システムのフットプリントを10ラックから3ラックに大幅に削減しました。この削減の結果、電力は最大の202kWから46kWまで低減し、3年間にわたる大幅なエネルギーコスト削減をさらに拡大し、ROIを加速しました。クエリ実行時間も、分単位から秒単位に短縮されました。

テスト 図1. Tier 1の通信事業者が、従来のHDDインフラからSolidigm SSDとOcientプラットフォームに移行。

別の事例(上記)として、Tier 1の 通信事業者があり、同社は、別の従来のインフラから移行する必要があり、そのシステムは、HDDを搭載した5フルラックに依拠し、115kWを超える電力を消費して、17PBを超える CDR(通話詳細記録)データを管理していました。特定のクエリが完了できなくなるという課題が発生したことをきっかけに、同社は、さらに最新のソリューションが必要であると判断しました。Solidigm SSDとOcientプラットフォームに移行後、顧客のワークロードは単一のラックに集約され、わずか22kWの電力しか必要としなくなりました。この変革により、ハードウェアにかかる初期のCapExとエネルギーコストにかかるOpExが削減され、顧客が不足していたリソースをイノベーションと成長に再投資できるようにしました。

あらゆるレイヤーに組み込まれた効率性

Ocientの効率性向上は、ハードウェアにとどまらず、Solidigm SSDの潜在性能を最大限に引き出すソフトウェアのイノベーションにも及びます。同社のTimeKeyクラスタリングは、データを時間とユーザー定義キーで整理することで、各クエリでストレージから読み出すデータ量を最小限に抑えることができるようにします。この効率性によって、Solidigm SSDの性能を最大限に活用した最大スループットを確保し、超高速な分析処理が実現します。

さらに、OcientのZero Copy Reliabilityは、データの複製を不要にすることで、ストレージ要件を最大90%削減します。1この革新は、Solidigm SSDの高い信頼性と組み合わせることで、顧客がデータの完全性を維持しながら、より高い信頼性をもってデータの保存・クエリを行えるようにします。

Ocientは、高度な圧縮技術と並列処理機能も活用し、最大規模のワークロードに対しても高いパフォーマンスを確保しています。Solidigm SSDがそれに見合う帯域幅を提供することで、顧客は、より少ないリソースで、高速で、スケーラブルな成果を達成できます。

電力効率への献身

データセンターのエネルギー消費が厳しく注視される中、Ocientと Solidigmは、より効率的で持続可能なソリューションの提供に注力しています。Solidigm SSDの電力効率は、データセンターが従来のカーボンフットプリントを削減し、コストを改するのに役立ちます。また、Ocientの効率的なソフトウェアソリューションは、計算集約型のデータとAIワークロードに必要なハードウェアのアーキテクチャと生のエネルギー消費を削減します。

自信を持ってスケーリング

OcientとSolidigmの協働は、ハードウェアとソフトウェアの協調設計が持つ力が、性能、コスト効率と、効率的で、爆発的なデータ成長を可能にすることで、顧客のニーズするソリューションを提供できることを示しています。OcientとSolidigmは、システムレベルのコスト、スペースとエネルギー消費を最大で90%削減できるようにすることで、革新的なストレージ技術を特定用途向けに構築したソフトウェアを組み合わせることがもたらす変革的な可能性を示しています。両社は協力して、顧客に力を与え、限られたリソースで最大の成果を達成できるようにしています。


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出典:Ocient: https://ocient.com/blog/ocient-and-solidigm-help-reduce-energy-hungry-ai-data-pipelines/

 2クレーム:WD HC580 24TB SATA HDDとSolidigm D5-P5430 30.72TB SSD を、100% 128KB QD256 のシーケンシャル書き込みワークロードと70/30 R/Wランダム4KB QD512 ワークロードを使用して比較した。

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Solidigm は、サードパーティーのデータについて管理や監査を行っていません。ほかの情報も参考にしてデータの正確さを評価してください。

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SOLIDIGM および Solidigm の「S」のロゴは、米国、中華人民共和国、日本、シンガポール、欧州連合、英国、メキシコ、およびその他の国で登録されている、SK hynix NAND Product Solutions Corp(商号Solidigm)の商標です。