データセンターを運用する事業者は、増大するデータ、ユーザーからの高まる期待、予算といった課題にバランスよく対処しようと長い間取り組んできました。 事実上無限にデータ量が増大する中、データセンターにおける SSD 支出は今や世界の GDP 成長率の 8 倍、コンピューティング支出の 4 倍を上回るペースで伸び続けています。[1] しかし、投資の健全性を確保したうえで、現在だけでなく将来的なストレージ要件を満たす適切な SSD を選択することは簡単ではありません。
セル当たり 4 ビットの情報を格納できるクアッドレベル・セル (QLC) NAND は、シングルレベル・セル (SLC)、マルチレベル・セル (MLC)、トリプルレベル・セル (TLC) を超えて NAND 型ソリッドステート・ドライブ (SSD) のデータ容量を拡大するテクノロジーです。QLC ドライブが実現する高密度により、同じスペースに格納できる容量が増え、ギガバイト当たりのコストの低減につながりました。ソリダイムが提供するリード・パフォーマンス向けに最適化された高密度PCIe QLC NANDで、大容量データセットへのアクセスを高速化しませんか。
このホワイトペーパーは、ソリダイムの調査と業界による調査の共通認識に基づいており、SSD製品の選択に影響を与える分野に着目することで、意思決定者の負担を軽減することを目的としています。まず主要なストレージ関連トレンドとそれがもたらす課題について概説し、次にストレージ・ワークロード・プロファイルを使用して、アプリケーション要件をドライブの能力と適合させる方法について詳しく説明します。また、データセンター・ストレージの課題に対処するために最適なSSDを判断するための最も重要な評価基準として、以下の4つを推奨しています。
ストレージに関するすべての決定は、対象ワークロードの入出力 (I/O) プロファイルを理解し、パフォーマンス、容量、耐久性の要件にバランスよく対応できる SSD を組み合わせるところから始めます。
ストレージの急速な進化
リード処理中心のデータ集中型ワークロードの増加
最新のワークロードでは大量のデータを必要とします。人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、データ分析などデータ集約型の用途に使用するデータ・パイプラインや、コンテンツ配信ネットワーク (CDN)、ビデオ・オン・デマンド (VoD) サービス、画像データベースといったワークロードでは、多くの価値とインサイトを提供しようとするほど、当然データセットは大きくなります。こうしたワークロードはさまざまな業界で幅広く採用されており、現在リード中心 (約80%以上が読み取り処理) のストレージ・ワークロードが占める割合は企業全体のワークロードの約94%です。[2]
主にリード処理中心のデータ集約型ワークロードには、密度、大容量でありながら手ごろな価格帯、セグメントに最適化されたパフォーマンスと耐久性のバランスを提供できる SSD が必要とされますが、これはライト処理中心のワークロードに求められるリード比 / ライト性能のバランスのとれた比較的小容量のストレージとは異なります。
エッジ・コンピューティングへの支出は 2023年までに世界全体で 2,080 億ドルに達すると予測されており、これは 2022 年の 13.1% 増となる数値です。[4] データストレージが消費の場に近づくにつれて、サーバーはスペース、電力効率、冷却性、重量、保守性、スケーラビリティーの面で、ますます困難な課題に対処しなければならなくなっています。Linux Foundation のレポートで「密度が高くなるほど、エッジで実行できることが増える」と報告されているとおり、ほぼすべてがこうした事項に集約されます。[5] 密度と効率の最適化を意図して設計された SSD は、エッジでの課題解決に最も適した SSD となるはずです。
SSD が初めてデータセンターに導入され始めた 2010年代には、ドライブの挙動やワークロードでの要件は十分に理解されてはいませんでした。そのためストレージ・アーキテクトは SSD 要件を過剰に設計する傾向があったのも事実です。複数のレポートによると、2016年に出荷された SSD の約 60% は耐久性レベルが 1 DWPD 以下だったのに対し、2023年に出荷された SSD ではこの数字が 85% 近くになると予測されています。[6] 大規模なサンプルをベースとした調査から、99% のシステムでドライブが耐用年数に至るまでに耐久性レベルのせいぜい 15% しか使用されていないことが分かりました。[7] 要件を過剰に見積もりすぎると、調達コスト、導入コスト、運用コストの増大につながってしまいます。
しかし、最近になって理解が深まったのは耐久性だけではありません。ストレージ担当のエンジニアや管理者は、シーケンシャルではキュー深度 (QD) = 256、ランダムでは QD = 128 で得られる 100% ランダムリード、ランダムライト、シーケンシャル・リード、シーケンシャル・ライトという、ストレージ試験における従来の「4 つの指標」以外の点にも注目し始めています。代わりに考慮するようになったのが、表 1 に挙げた実環境アプリケーションでの I/O 特性です。
ソリダイム社内で実施した分析と業界アナリストの共通認識から、依然として HDD に格納されているデータはデータセンター全体の 85% 〜 90% と推定されます。この老朽化したインフラストラクチャーがデータセンターにおけるコスト管理、需要に応じた拡張、サステナビリティー向上の面で負荷をかけています。[8] こうした年数がたった装置こそ、ストレージ管理者にとって最大の課題です。さらにこの調査では、HDD の老朽化が容量不足、運用コストと保守コストの増大、パフォーマンスの低下といった別の課題に直結することも示されました。最新のデータセンターでは、ワークロードの要件に合わせて、容量、パフォーマンス、効率性、信頼性を適切なバランスで提供できるストレージが求められます。
ストレージ I/O プロファイルの理解 最新のストレージ・ワークロードには、幅広い I/O プロファイルが存在します。これらのワークロードを記述するために、ストレージ業界では共通の I/O 特性リスト (表2) を使用しています。この表に示す以外にも、I/O 特性 (特定のアプリケーションでデータを書き込む速度など) はありますが、さまざまなワークロードに求められる基本的な要件を理解するには、このリストで十分です。
ソリダイムではこれらの I/O プロファイル特性を使用して、アプリケーション・ワークロードを大きく 4 つのカテゴリーに分類しています。
I/Oプロファイルは実装の仕様によって異なる場合がありますが、これらのプロファイルは典型的なプロファイルを説明するために最善の努力をした結果であり、ドライブを選択する際にも役立ちます。
これらのアプリケーション (表3参照) では書き込み負荷が高く、I/Oの50 ~ 100%を占めます。ライト中心の程度は、ドライブがキャッシュや一時的なバッファーとして使用される場合などの用途によっても決まります。このようなアプリケーションや用途には、強力なライト性能と高い耐久性を備えたドライブが最適です。
混合ワークロードは、リード 70% / ライト 30% の比率となる場合が大半であり、通常はランダム処理の割合が高くなります。リード / ライト処理が混在していることを考えると、これらのアプリケーションにはリード / ライト性能のバランスのとれた耐久性の高いドライブが最適です。
これらのワークロードは、多くの企業で幅広く採用されており、多くの場合 75/25 ~ 80/20 のリード/ライト比となる傾向にあります。 この分類のワークロードは、混合ワークロードと類似しているかもしれませんが、書き込み処理の割合が低く、大半はデューティー・サイクルが低いため、強力なリード性能と十分なレベルのライト性能を備えたドライブが広く採用されています。
このカテゴリーに分類されるアプリケーションは、読み込み処理の割合が非常に高くなります (90% 以上)。 このようなアプリケーションの多くで、膨大な量のデータを高スループットで格納して転送する処理が必要とされます。一方で、アクセス頻度の低い膨大な量のデータを効率的に格納するだけのタスクが求められるアプリケーションもあります。CDN、データレイク、データ・パイプライン、ソーシャルメディア、小売ウェブサイト、画像データベース、VoD サービスといったこのカテゴリーのワークロードは、業界でも特に急成長しているワークロードに入ります。表 6 では、このカテゴリーに分類される一部のアプリケーションのプロファイルをまとめています。
アプリケーション・エンジニアとストレージ・アーキテクトは、適切なストレージデバイスを選択するために、IOPS、帯域幅、レイテンシーなどの性能要件と合わせて、上記のセクションで説明した I/O 特性を考慮する必要があります。さらに、ソリューション・レベルの要件も検討しなければなりません。
コンピューティングとストレージの分散化が進むにつれて、ソリューション・レベルの要件へも、コア・データセンター以外に適用する追加の制約事項を含める必要性が生じます。データセンターではスペース、電力効率、冷却性、保守性などの要件は重要な検討事項ですが、エッジではこうした条件が一層厳しい制限事項になります。 エッジに向かうほどスペースが限られ、コストが高くなるため、コア・データセンター、地域やミッドティアのデータセンター、(貨物コンテナのような構造をした) マイクロモジュール型のデータセンターと、道路沿いの設置やキャビネット式の実装 (1/4 ~ 2 フルラック) とでは、制約条件が変わっていくでしょう。データセンターの場所に関係なく、いずれの実装にも共通するのは、ストレージ密度とドライブの信頼性が重要な要素になるということです。
密度、効率、保守性を兼ね備えたクアッドレベル・セル (QLC) SSD の優位性は概して、特に EDSFF 規格の QLC SSD はエッジ展開における強力な選択肢です。さらに、コアからエッジまで共通のハードウェアを大規模に導入しようとする企業にとって、有効なストレージ・ソリューションとなります。
適切なベンダーから適切なドライブを選択することは、簡単な作業ではありません。ストレージ選択に関わる意思決定者の多くは、前述の「4 つの判断指標」に基づく比較と、ワークロードは 1 DWPD 未満の耐久性評価ではサポートできないという前提に依然として大きくとらわれています。また、エンタープライズ向けドライブの品質と信頼性は全面的に一貫しているという誤った思い込みも少なくありません。 その代わりに、ストレージに関する意思決定者は、SSD を選択する際に、特定のワークロード要件に合わせて調整された、密度、速度、効率、信頼性の高いストレージを検討する必要があります。以下の 4 つの重要な選択要素に焦点を当てることで、意思決定者は適切な製品に絞り込むことができます。 1. ドライブの機能をアプリケーション要件に一致させる 最新のワークロードでは、膨大な量のデータを効率的に格納し、そのデータに高速にアクセスする必要があります。これらのニーズにバランスよく対応するには性能と容量のどちらかを犠牲にしなければならないという思い込みは、つまり性能を優先するアプリケーションには SSD を、容量を重視する場合は HDD を選択するという判断は、根強く残っています。 最近の NAND テクノロジーの進歩と、ワークロード要件の深い理解があいまって、そのトレードオフの前提は無意味なものになりました。表 8 は、従来の考え方から見た、現在ソリダイムが提供する先進 QLC SSD の現実とトリプルレベル・セル (TLC) SSD を比較したものです。
NAND テクノロジーは、ワークロード要件を満たしながら、適したドライブサイズで性能、容量、耐久性の幅広い組み合わせを提供する SSD 製品を次々に生み出し、現在のレベルにまで進化してきました。ソリダイムはこうした数々の進歩を活かし、前述したワークロードのカテゴリーごとに最適化した製品ポートフォリオを開発しています。さらにプロファイルの精度を高めるために、Intel Storage Analytics I/O Tracer、Flexible I/O (fio)、仮想化プラットフォームのベンチマークを測定する VMmark、NoSQL データベースをプロファイリングする Yahoo! Cloud Serving Benchmark (YCSB) といった便利なツールが用意されています。 ドライブをワークロードの I/O 特性に適合させることに加えて、レイテンシー、IOPS、スループットといったパフォーマンス指標の考慮も必要です。ビジネス目標を達成するための適切なバランスを見つける責任はストレージ・アーキテクトにあります。簡単に言うと、レイテンシーは VDI 導入におけるユーザー体験の向上や瞬時の eコマース取引などアプリケーションの高速化、IOPS は OLTP での同時ユーザー数やデータベースでの並列バッチ処理の増加といったスケーリング、スループットは AI 学習処理のデータロードやコンテンツの大容量 CDN データセットを高速に読み込んでユーザー体験を向上させる大量データの高速転送パフォーマンスを測る指標です。 2. 耐久性要件の検証 メインストリームの大半とリード処理中心のデータ集約型ワークロードすべてで、高いレベルのライト処理は生成されません。こうしたワークロードの増加が、耐久性要件を低く抑える一因となっており、現在データセンター向けに出荷される SSD は耐久性 1 DWPD 以下の製品が 85% を上回っています。 [6] セル当たりビット数の移行とともに、2018年にデータセンター向け QLC SSD が登場したことで、耐久性に関する懸念が生じました。現在、第 4 世代となるソリダイムの QLC SSD 製品の耐久性は、P/E サイクル数 3,000 まで継続的に向上しています。ワークロードのトレンドにより、QLC の耐久性向上とともに、新たな方法で耐久性を評価し適切なサイズを判断する機会が生まれています。 耐久性を評価する的確な情報に基づいた方法は、PBW の観点からもたらされます。 この指標は、ドライブの耐久性評価 (DWPD) と容量を組み合わせて、ドライブの保証期間内に実行可能な書き込み回数を確定します。表 9 は、耐久性の向上に QLC の大容量が組み合わされば、一部の TLC ドライブを上回る PBW 値が得られることを示しています。PBW の高さが示すのは、QLC ドライブにリード処理中心のデータ集約型ワークロードだけでなく、幅広いメインストリーム・ワークロードにも対応できる十分な耐久性があるということです。
ソリダイムは、耐久性要件をより正確に評価したいストレージ選択に関わる意思決定者のために、耐久性評価ツールと耐久性プロファイラーの両方を用意しました。耐久性評価ツールは、ワークロードの特性を入力するとドライブ耐用年数を高精度の推定値で出力してくれる直感的なツールです。耐久性プロファイラーは、GitHub からダウンロードして、ユーザーが自分の環境にインストールすることで、正確な耐久性測定を行うことができます。
データセンター向け SSD のフォームファクターの進化はすでに限界に達しています。これが顕著に現れる例が、元々ノートブック PC 用に作られた M.2 フォームファクターの保守性の欠如と、SSD を既存の HDD シャーシで利用できるようにした U.2 のスペース効率の低さです。2017年に登場した EDSFF 規格のドライブによって、こうした課題に対処できるようになりました。EDSFF ドライブの保守性、スペース効率、柔軟性、冷却性、シグナル・インテグリティーといったメリットを考えると、データセンターに出荷されるペタバイト (PB) ストレージの 40% 近くが 2025年までに EDSFF ドライブになると予測されます。[15] ソリダイムでは、次の 3 つの道筋に沿って EDSFF への移行が展開していくと考えています。
図 1 は、従来のフォームファクターがどのように EDSFF に移行していくかを用途別に示しています。
既存のインフラストラクチャーを維持したいストレージ・アーキテクトのために、ソリダイムではすべての PCIe 4.0 対応製品に U.2 ポートフォリオを用意していますが、前述のように、EDSFF へ移行するための投資は、複数の評価指標の点で回収できています。 4. ドライブとデータ信頼性に対する絶対的な自信 前述のとおり、どのストレージ・ソリューションにも求められる基本的な要件は、常に利用可能であることと、不良データを返さないことの 2 点です。すべてのエンタープライズ・クラスの SSD がドライブ信頼性とデータ信頼性に関する一連の規格 (JESD218 や OCP 2.0 など) に準拠している一方で、すべてのドライブ製品がこれらの仕様を実装するために同じ設計とテスト手法を採用しているわけではありません。表 10 は、主要仕様の要件を上回るソリダイムのドライブ製品の仕様をまとめたものです。
ドライブの全体的なデータ信頼性を的確に示す代用の指標が、無兆候データ破損 (SDC) に対する耐久性です。SDC のリスクを低減するには、エラー訂正コード (ECC) と巡回冗長検査 (CRC) の両方を有効にする冗長性など、エンドツーエンドでのデータパスの保護と、コントローラー内の重要なストレージアレイすべてを完全に保護するファームウェア手法や、不確実なイベントが発生した場合にドライブを無効にする「ブリック」手法などの考慮が必要なためと言えます。 上記の表 10 に示すように、これらの手法を適用した結果、ロスアラモス国立研究所で実施した製品 5 世代にわたる 600 万年以上の稼動をシミュレーションするドライブテストにおいて、ソリダイムのドライブで SDC イベントは検出されていません。なお、以下の年間故障率 (AFR) のチャートが示すとおり、他社サプライヤーのドライブで同様のテストを実施したところ、SDC イベントが確認されています。
AFR の合計は、ハング + 検出可能 / 訂正不可エラー (DUE) + リブート後 SDC (ドライブの再起動後にデータ不一致が発生) + ブリック (SDC が疑われる場合のドライブの封じ込め) + SDC で構成されます。 その包括的な性質から、ソリダイムでは AFR の合計をドライブの総合的なデータ信頼性を示す強力な指標であると考えています。上の図 2 に示すように、ソリダイムの PCIe 4.0 対応ドライブは、データセンター向けの幅広いドライブ製品すべてで優れたデータ信頼性を提供します。ソリダイムが講じている補足的な措置は間違いなく重要であり、その理由はサービスの中断やデータ完全性への影響は、短期的なコスト面での損失を招くだけでなく、長期的には組織の社会的信用にも影響を及ぼしかねず、これを回復させるのは簡単ではないからです。 固有のニーズを満たす適切なドライブを選択する 適切なストレージデバイスを選択することは重要なプロセスです。 TLC と QLC 両方の NAND 型 SSD からなるソリダイムの製品ポートフォリオは、メインストリームとリード処理中心のデータ集約型ワークロードに調整されたパフォーマンスと手ごろなコストの大容量を極めて効率的なフォームファクターに備えた QLC 製品により、このトレードオフを軽減しています。 ソリダイムのテクノロジーと製品ポートフォリオ ソリダイムの PCIe 4.0 製品ポートフォリオは、業界で最も幅広い容量、フォームファクター、耐久性レベルに対応しています。 [17] この広範な製品ポートフォリオにより、ストレージを選択する意思決定者は、コア・データセンターからエッジサーバーまで、コンピューティング・サーバーとストレージサーバのどちらにも対応する 1U/2U シャーシの幅広いラインナップの中から、性能とソリューションの要件を満たす最適なドライブを見つけることができます。
ストレージを選ぶ意思決定者は、上記の製品ポートフォリオと前述したワークロード・プロファイルに関する理解を融合させることで、最適な SSD 選択プロセスに取りかかることができます。図 4 は、広く導入されている多様なワークロードにわたり適切なサイズの SSD を紹介する初めのガイダンスです。
この分類は最初のステップとしては適切ですが、最終的にどの SSD を選択するか決めるまでには、ここまで説明してきたあらゆる指標を考慮する必要があります。
これらの製品の詳細については、https://www.solidigmtechnology.jp/ にアクセスしてご確認ください。SSD の選択プロセスをアシストするツールが用意されています。ぜひお試しください。
[1] World Bank と Gartner が公開している2022年第 2 四半期のデータに基づくソリダイムの分析。
[2] USENIX、「Operational Characteristics of SSDs in Enterprise Storage Systems: A Large-Scale Field Study.」 2022年2月。http://www.usenix.org/system/files/fast22-maneas.pdf
[3] AI News、「State of AI 2022: Adoption plateaus but leaders increase gap」2022年12月。http://www.artificialintelligence-news.com/2022/12/07/state-of-ai-2022-adoption-plateaus-leaders-increase-gap/
[4] IDC、「New IDC Spending Guide Forecasts Edge Computing Investments Will Reach $208 Billion in 2023」http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS50386323
[5] The Linux Foundation、「State of the Edge Report 2020 - State of the Edge」https://stateoftheedge.com/reports/state-of-the-edge-2020/
[6] TechTarget、「QLC vs. TLC SSDs – Which is best for your storage?」2022年6月。http://www.techtarget.com/searchstorage/tip/QLC-vs-TLC-NAND-Which-is-best-for-your-storage-needs/
[7] エンタープライズ向けストレージとして導入された SSD 製品 140 万台を対象としたトロント大学による調査。出典: USENIX、「A Study of SSD Reliability in Large Scale Enterprise Storage Deployments」http://www.usenix.org/conference/fast20/presentation/maneas/
[8] Enterprise Storage Forum、「Survey Spotlights Top 5 Data Storage Paints」2018年8月。http://www.enterprisestorageforum.com/management/survey-spotlights-top-5-data-storage-pain-points/
[9] Open19、「An Open Standard for the Datacenter」http://www.open19.org/technology/
[10] TechTarget、「Performance, reliability tradeoffs with SLC vs. MLC and more」2021年9月。http://www.techtarget.com/searchstorage/tip/The-truth-about-SLC-vs-MLC/
[11] シーケンシャル・リード処理の帯域幅で見た Samsung PM9A3 (6,700MB/s) とソリダイム™ D5-P5430 (7,000MB/s) の比較。
[12] シーケンシャル・ライト処理の帯域幅で見た Samsung PM9A3 (4,000MB/s) とソリダイム™ D5-P5430 (3,000MB/s) の比較。
[13] 15.36TB ソリダイム™ D5-P5520 の平均レイテンシー 29µs [4KB RR (75μs)、4KB RW (20μs)、4KB SR (10μs)、4KB SW (13μs)] と 5.36TB ソリダイム™ D5-P5430 の平均レイテンシー 35µs [4KB RR (109μs)、4KB RW (14μs)、4KB SR (8μs)、4KB SW (10μs)] を比較。
[14] https://www.techtarget.com/searchstorage/tip/The-truth-about-SLC-vs-MLC/ で定義されている業界の予測。
[15] Forward Insights、SSD に関する 2022年第 1 四半期のインサイト。
[16] ソリダイムのドライブ製品は、ロスアラモス国立研究所の中性子源でテスト済み、無兆候データ破損(SDC)のノイズ影響の受けやすさを1E-23まで計測、1E-25までモデル化。テスト手順は、まずドライブに特定のデータパターンを事前に書き込むところから開始。次に、中性子ビームをドライブ・コントローラーの中心に集中させると同時に、入出力 (I/O) コマンドを連続して発行し、精度を確認。ドライブが誤動作しハング / ブリックした場合は、テストスクリプトによりドライブと中性子ビームの出力を低下。続けてドライブをリブートした後、データの整合性を確認し、誤動作の原因を解析します。SDC は、出力低下コマンドの発行要因となるランタイム中、または転送中データが破損した結果、ドライブをハングしている制御ロジックに中性子ビームがぶつかった場合、リブート後に見られることがあります。データ整合性が保証されないと、ドライブは論理的に無効な状態 (ブリック) になるため、ブリック時の年間平均故障率 (AFR) をエラー処理の有効性を測定する尺度として使用します。インテル / ソリダイムのドライブ製品では、4 世代にわたってこのテスト手順が採用されてきました。
[17] Kioxia CD6-R シリーズ SSD (U.2 960GB ~ 15.36TB)、Micron 7450 Pro SSD (U.2 960GB ~ 15.36TB、EI.S 960GB ~ 7.68TB)、Samsung PM9A3 SSD (U.2 960GB ~ 7.68TB) と、すでに市販されている、またはまもなく提供開始となるソリダイム™ D5-P5430 (U.2 7.68 ~ 30.72TB、E1.S 3.84TB ~ 15.36TB、E3.S 3.84TB ~ 30.72TB) を比較。ソリダイム™ D5-P5430 は U.2 と E1.S で最大容量が大きく、このクラスで唯一 E3.S フォームファクターをサポート。
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