P44 Pro シリーズ – 卓越したパフォーマンス

データストレージは、コンピューター・ゲームやコンテンツ制作を強化する最新の技術的進歩の最前線にあります。ソリッドステートドライブは、これらの最先端のユースケースをサポートするために不可欠であるため、適切なパフォーマンス特性を持つ SSD を選択することが不可欠です。

ゲーマー、コンテンツ制作者、その他の高性能コンピューターのユーザーは、自分自身とデバイスを将来の成長に向けて位置付けている一方、現在のワークロードをサポートするために、拡張されたストレージのパフォーマンスに依存しています。

ソリダイムのエンジニアは、ゲーム愛好家やビデオ制作やグラフィックデザインのプロフェッショナルを含む、多くの要求の高いユーザーグループを対象に、クライアント・ワークロードと SSD の設計を徹底的に分析しました。この綿密な分析から、ソリダイム P44 Pro が誕生しました。 今日の最も要求の厳しいパーソナルコンピュータ・アプリケーション向けに特別に設計されたこの高性能SSDは、最新のPCとワークステーションでの実際のゲームやコンテンツ作成のユースケース・ワークロードに最適です。
 

ソリダイム P44 Pro は、高性能ゲーム、コンテンツ作成、および PC ワークステーションで優れたユーザー体験を実現できるように設計されています。

ユースケースの分析に基づくと、この体験には、主に128KBのシーケンシャルと4KBのランダムI/Oワークロードの最適化が必要です。 

より要求の厳しいコンピューティング・ワークロード向けに設計された他のドライブとP44 Pro を比較するために、ソリダイムのエンジニアは、一連のベンチマークテストを実施し、以下の結果を分析しました。

ソリダイム P44 Pro の仕様 [1]

パフォーマンスの考慮事項

ソリッドステート・ドライブは、さまざまなワークロード向けに最適化できます。SSDの選択を知らせるためのパフォーマンス比較では、SSDがサポートするワークロードと整合したメトリックを提供する必要があります。

ユーザー体験に大きな影響を与える可能性のある3つの重要な指標は次のとおりです。

• リード / ライトの混合 – ワークロード中にSSDに書き込むデータの量と転送サイズ。 
• シーケンシャル・ランダム混合 – 大きなデータ転送はドライブ上の長い連続した場所で発生し、本質的にシーケンシャルですが、小さなリードまたはライトは、連続しない場所に格納される傾向があり、本質的にランダムです。
• キュー深度 (QD) – ワークロードが生成したI/O操作は、SSD によってキューに送られてから実行・完了します。最新のSSDは、一度に複数のリクエストをキューに送り込むことができます。また、複数のリクエストが同時に処理されている場合、データスループットで測定したパフォーマンスは、高いキュー深度で最高になります。 

ソリダイムのエンジニアは、ワークロードに特化したSSDの最適化のための情報収集として、いくつかのユースケースを分析しました。 

テストした全ワークロードのうち、92%のI/OアクティビティがQD1または2に達し、QD4を上回るほど小さくなっています。(2) 

ゲームの起動、セーブステートの読み込み、新しいレベルの読み込みに関連するワークロードは、本質的にシーケンシャルになる傾向があり、一般的な転送サイズは128 KBでした。 

マルチレイヤーの Adobe Photoshop のプロジェクトファイルの読み込みなどの一般的なコンテンツ作成活動は、主にランダム・リードのワークロードとなり、主に128 KBのシーケンシャル・リードの量が少なくなります。

Blender プロジェクトを開くと、ほとんど4 KBのリードが発生しましたが、これはプロジェクトで使用されるシーンのサイズ、オブジェクトの数、およびテクスチャによって変わりました。2 Adobe Premiere Pro プロジェクトをAVI形式にエクスポートすると、ランダム・リードの組み合わせが増加し、最も頻繁に 128 KBのサイズが増加しましたが、256 KBおよび 1 MBのファイル転送が大幅に増加しました。

パフォーマンスをテストしたSSD 

テスト方法 

一連のベンチマーク・テストでは、P44 Pro のパフォーマンスが他社製SSDとどのように比較されているかを確認しました。 ベンチマーク・ソフトウェア・ツールが生成するワークロードは、実際のユースケースとワークロードに合わせたベンチマークによって生成され、各SSDの上位パフォーマンス能力をテストしました。 計測用ソフトウェア・ツールには PCMark10、CrystalDiskMark8、ファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレを使用しました。  

一連の生産性タスクでは、Adobe InDesign、Adobe Bridge、Adobe Premiere Pro、Adobe After Effects、Autodesk 3ds Max、Microsoft Word for Microsoft 365を使用してアプリケーションのロードとタスク完了時間を測定しました。 

CrystalDiskMark 8 シーケンシャル・リード / ライト・パフォーマンス 1MiB Q8/T1 - デスクトップ

図 1. CrystalDiskMark 8シーケンシャル・リード/ライト 1MiB Q8/T1（単位：MB/s） - デスクトップ

ソリダイム P44 Pro は、このベンチマークに含まれるすべてのSSDと比較して、最高のシーケンシャル・リード / ライト・スループットを実現します。 シーケンシャル・リードおよびライト速度が向上しているため、システムの起動時間、アプリケーションの起動速度、ファイルの保存速度などの面で改善が見込まれる可能性があります。 

CrystalDiskMark 8 ランダム・リード / ライト・パフォーマンス 4KiB Q32/T16 – デスクトップ

図 2. NVMe ピーク・パフォーマンスのランダム・リード / ライト 4KiB (Q32/T16) （単位：IOPS） - デスクトップ

CrystalDiskMark 8 ランダム・リード / ライト、4KiB Q32/T16 パフォーマンス・テストの結果、ソリダイム P44 Pro は低レイテンシー・リードで140万IOPS を超え、このベンチマークに含まれるすべてのSSDと比較して最高のパフォーマンスを発揮しています。 ランダムなリード / ライト・パフォーマンスは、ブラウザーを使用している間にWordドキュメントやスプレッドシートを開くなど、日常のタスクに最も大きな影響を与えます。 

図 3. NVMe ピーク・パフォーマンスのランダム・リード / ライト 4KiB (Q32/T16) （単位：μs） - デスクトップ

CrystalDiskMark 8 ランダム・リード / ライト、4KiB Q32/T16 パフォーマンス・テストの結果、P44 Pro はリードの最も低いレイテンシーで、ライト・レイテンシーでは Corsair MP600 PRO SSD が P44 Pro より 2% 低いことが示されました。

これらのテスト結果は、高性能ゲーム、コンテンツ作成、および PC ワークステーションで優れたユーザー体験を促進するP44 Pro の適性を示しています。

PCMark 10 性能ベンチマーク 

PCMark 10 は、一般的なアプリケーションとタスクの実際のトレースを使用して、さまざまなPCシステム・コンポーネントをテストする完全なベンチマークを提供します。 PCMark クイックシステム・ドライブ・ベンチマーク (3) および PCMark フルシステム・ドライブ・ベンチマーク (4) テストは、帯域幅と平均アクセス時間スコアからスコアを算出します。 PCMark クイックシステム・ドライブ・ベンチマークは、実際のトレースがより小規模の、短いテストです。 このベンチマークは、Microsoft Excel、Adobe Illustrator、および Adobe Photoshop を使用して、さまざまな種類のファイルコピーの操作に焦点を当てています。 

PCMark 10 フルシステムドライブ・ベンチマークの結果 – デスクトップ

図 4A. PCMark 10 フルシステムドライブ・ベンチマークの全体結果 - デスクトップ

PCMark 10 フルシステムドライブ・ベンチマークで、P44 Pro は、Western Digital WD_Black SN850X SSDよりも13%高く、Samsung 980 Pro SSDよりも30%高いスコアを記録しました。

図 4B および 4C. PCMark 10 フルシステムドライブ・ベンチマークの帯域およびアクセステスト結果 - デスクトップ

PCMark フルシステムドライブ・ベンチマークのスコアは、ソリダイム P44 Pro が、テストしたすべてのSSDよりも高いスループット (MB/s) と低いレイテンシー (μs) を達成したことを示しています。

CrystalDiskMark 8 パフォーマンス・ベンチマーク

CrystalDiskMark 8 は、Microsoft の DiskSpd ツールの中の人気のあるベンチマークツールです。 このソフトウェアは、さまざまなパターンを使用して、シーケンシャルおよびランダム読み取り、書き込み、混合読み取り/書き込みのパフォーマンスを測定します。 

CrystalDiskMark 8 シーケンシャル・リード 1MiB Q8/T1 - デスクトップ

図 5A. CrystalDiskMark 8 シーケンシャル・リード 1MiB Q8/T1 （単位：MB/s） - デスクトップ P44 Pro と Kingston KC3000 のシーケンシャル・リードの結果は近いものでしたが、P44 Pro のほうが2% 高いスループットを達成しました。 このテストで得られたすべてのSSDのパフォーマンス結果は、最大値から最低値までのわずか6%の差で密接にグループ分けされました。 

図 5B および 5C. CrystalDiskMark 8 シーケンシャル・リード 1MiB Q8/T1 （単位：IOPS および μs） - デスクトップ

同じテストでのIOPSとレイテンシーの計測結果から、比較対象にある全SSDが近似した性能にあることが示されています。  

CrystalDiskMark 8 ランダムリード 4KiB Q32/T16 - デスクトップ 

図 6A. CrystalDiskMark 8 ランダムリード 4KiB Q32/T16 （単位：MB/s） - デスクトップ P44 Pro は、CrystalDiskMark 8 ランダムリード、4KiB Q32/T16 ベンチマークで5921MB/sのスループットを達成しました。 この結果は、最もパフォーマンスの近いSSDである Samsung 980 Pro より 32% 高く、テストグループで最もパフォーマンスの低いSSDである Crucial P5 Plus の 2倍以上のスループットです。  

図 6B および 6C. CrystalDiskMark 8 ランダムリード 4KiB Q32/T16 （単位：IOPS および μs） - デスクトップ

同じテストで、P44 Pro は、2 番目に高速な Samsung 980 Pro SSDよりも低いレイテンシーで 32% 高いIOPを達成し、Crucial P5 Plus SSDよりも低いレイテンシーで2倍高いIOPを達成しました。

CrystalDiskMark 8 シーケンシャル・ライト 1MiB (Q8/T1) - デスクトップ

図 7A. NVMe ピーク・パフォーマンス・シーケンシャル・ライト (Q8/T1) （単位: MB/s） - デスクトップ

このシーケンシャル・ライト・テストでの P44 Pro と Western Digital WD_Black SN850X SSD のシーケンシャル・ライトの結果は近かったものの、P44 Pro は1% 高いスループットを達成しました。 

P44 Pro は、Samsung 980 Pro SSDよりも30%高いスループットを達成しました。

図 7B および 7C. NVMe ピーク・パフォーマンス・シーケンシャル・ライト (Q8/T1) IOPS および μs - デスクトップ

P44 Pro は、CrystalDiskMark 8 シーケンシャル・ライト・ベンチマーク・テストで、すべてのSSDと比較して、最高のレイテンシーで最高のスループットを達成しています。

CrystalDiskMark 8 ランダムライト 4KiB (Q32/T16) - デスクトップ

図 8A. NVMe ピーク・パフォーマンスのランダムライト (Q32/T16) （単位: MB/s） - デスクトップ

CrystalDiskMark 8 ランダムライト 4KiB Q32/T16 ベンチマークの結果、Samsung 980 Pro SSDとKingston KC3000 SSDが、P44 Pro よりも高いスループットを達成していることが示されました。 

図 8B および 8C. NVMe ピーク・パフォーマンスのランダムライト (Q32/T16) （単位：IOPS および μs） - デスクトップ

図 8A、8B、および 8C のテスト結果では、Samsung 980 Pro SSDと Kingston KC3000 SSDが、P44 Pro よりも低いレイテンシーで高いスループットを達成し、パフォーマンスの差が 3% ありました。

ファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレ公式パフォーマンス・ベンチマーク

ファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレ公式ベンチマークは、コンピューター上でファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレがどれほど快適に動作するかを測定するように設計されていますが、全体的なシステム・パフォーマンスの確認と比較にも役立ちます。 このソフトウェアは、ゲームのマップとプレイ可能なキャラクターを使用して、PCのパフォーマンススコアと、ゲームプレイ中の平均フレームレートを決定します。 また、ソリダイムのエンジニアは、このベンチマークでアプリケーションの読み込み時間も測定しました。 

図 9A. ファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレ公式パフォーマンス・ベンチマーク - ノートパソコン

ファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレ公式パフォーマンス・ベンチマークを用いたテストでは、P44 Pro が、すべてのSSDと比較して3番目に速い起動時間を達成したことが示されました。 

図 9B. ファイナルファンタジー XIV: 暁月のフィナーレ公式パフォーマンス・ベンチマーク - デスクトップ

同じテストで、P44 Pro は、テストしたすべてのSSDと比較して、2番目に速い起動時間を達成しました。

アプリケーション使用テスト

実際のコンテンツ作成ワークロードで、P44 Pro とパフォーマンスを他のSSDと比較するために、ソリダイムのエンジニアは一連の生産性タスクを準備、実行し、所要時間を計測しました。 タスクは SSD ごとに3回実行され、各インスタンスは完全に復元されたシステム上で実行されました。  ほとんどのアプリケーション・テストで記録された結果は、比較対象としたSSD間で有意な差を示していません。 観測されたベンチマーク・テスト結果に基づくと、このテストでは、比較対象のSSDの特定のパフォーマンス特性を強調するのに十分な負荷が得られなかった可能性があります。

Adobe InDesign – ファイルのリンク、PDFのエクスポート、ファイルのパッケージ化 

PCの Adobe InDesign アプリケーションで、236MBの InDesign ファイルを開きました。 ファイルを開くと、アプリケーションが内部ドキュメント・リンクを検出して、変更する必要があることが検出されました。 最初のテストでは、リンクを変更するのに要した時間を計測し、別のテストでは、同じファイルのリンクをすでに変更したものを開けるのに要した時間を計測しました。 

図 10A および 10B. Adobe InDesignのファイルリンクを更新し、すべてのリンクを更新した状態でプロジェクトファイルを再度開く - ノートパソコン Corsair MP600 Pro SSDは、ファイルリンクテストで最速のパフォーマンスを発揮し、記録した時間の合計が最も速い時間と最も遅い時間の間に4%の差をもたらしました。 P44 Pro は、プロジェクトのロード時間を最速で達成しましたが、記録された最も速い時間から最も遅い時間へのパフォーマンスの差は、1秒未満でした。  最初のテストでリンクが変更されると、InDesignファイルはレビュー用にPDFにエクスポートされました。 エクスポートには、デフォルトのアプリケーション設定が使用されました。 PDF のエクスポートが完了すると、InDesign ファイルが保存され、アーカイブするためにパッケージ化されました。 パッケージ化のプロセスには、デフォルトのアプリケーション設定が使用されました。.

図 10C および 10D. Adobe InDesignからPDFをエクスポートし、InDesignファイルをパッケージ化 - ノートパソコン この比較で含まれるすべてのSSDの出した結果は、非常に差異が小さいものでした。 P44 Pro と Kingston KC3000 SSDは、エクスポート時間が最も長いSSDよりも3%高速でPDFのエクスポートタスクを完了しました。 Crucial P5 Plus SSDと P44 Pro SSDは、ファイルパッケージング時間が最も長いSSDよりも5%高速でタスクを完了しました。 

Adobe Bridge – バッチ画像処理とコンタクトシートの作成

Adobe Bridge テストでは、バッチ変換プロセスを使用して、合計サイズが 9.57GB の NEF ファイル 354 個を、JPEG 形式に変換しました。 エクスポートには、デフォルトのアプリケーション設定が使用されました。 上記のテストと同じRAWファイルを使用し、コンタクトシートが生成されました。デフォルトの 2 x 2 グリッドの代わりに、4 x 5 グリッドが使用されましたが、それ以外の設定については、アプリケーションのデフォルト設定に従いました。

図 11A および 11B. Adobe Bridgeでのバッチ画像処理とコンタクトシートの作成 - ノートパソコン タスクの完了平均時間は7分9秒のところ、Crucial P5 Plus SSDは、最も長い画像処理時間が長かったSSDよりも3%高速で、P44 Pro よりも3秒早くバッチ画像処理タスクを完了しました。   Microsoft Word – 画像のインポートとPDFのエクスポート  最初の Microsoft Word テストでは、NEF形式の大きな画像ファイル、合計ファイルサイズが 9.57GB の 354 ファイルをインポートしました。 2 番目のテストでは、合計ファイルサイズが833.8KBの20ページの Microsoft Word ドキュメントを開き、Microsoft Word の「Adobe PDFに書き出す」機能を使用して、PDF形式にエクスポートしました。 デフォルトのアプリケーションのエクスポート設定を使用しました。

図 12A および 12B. Microsoft Wordでの画像のインポートとPDFのエクスポート - ノートパソコン 最も早く画像のインポートタスクを完了したのは Kingston KC3000 で、完了時間が最も長いSSDよりも2%高速でした。Corsair MP600 Pro は、最速のPDFエクスポート時間を達成し、P44 Pro よりも4%高速でした。

Adobe AfterEffects – アプリケーションとプロジェクトのロード 

Adobe AfterEffects を起動し、15.8MB の Adobe AfterEffects プロジェクトファイルをロードします。 アプリケーションの起動とプロジェクトのロード時間を測定しました。 

図 13A および 13B. Adobe AfterEffects のアプリケーションの起動とプロジェクトのロード - ノートパソコン この比較で、P44 Pro は、アプリケーションとプロジェクトの両方で最も速いロード時間を達成しました。 ただし、アプリケーションとプロジェクトのロード時間の両方において、最も早いものと最も遅いものの差は0.5秒未満でした。 これは、エンドユーザー体験に悪影響を及ぼすような知覚可能な遅延とは言えないでしょう。

3ds Max – アプリケーションとプロジェクトのロード

Autodesk 3ds MAX を起動し、2.2GB の 3ds Max シーンファイルをロードしました。 アプリケーションの起動とプロジェクトのロード時間を測定しました。 

図 14A および 14B. Autodesk 3ds MAX のアプリケーションの起動とプロジェクトのロード - ノートパソコン この比較で、P44 Pro は、アプリケーションとプロジェクトの両方で最も速いロード時間を達成しました。 アプリケーションのロード時間の差は軽微です。 プロジェクトのロード時間は、P44 Pro と Crucial P5 Plus SSD の間で最も大きな差が開いており、Crucial P5 Plus SSD のほうがロード時間が22%長かったことが示されました。 

まとめ 

ソリッドステートドライブが初めてリリースされたとき、機械式ドライブとソリッドステートSATAドライブのパフォーマンスの違いは、ドライブの特性のあらゆる面で顕著でした。 このため、当時のドライブ選びはほぼ間違いなく単純であり、機械式ドライブから NAND ベースの SSD に移行することで、ほとんどのケースでユーザー体験は向上したはずです。 しかし、今日利用可能なさまざまな製品とテクノロジーの組み合わせにより、差異はより微妙なものとなり、明確に定義されたニーズに合わせてパフォーマンス特性を決定することが重要でになっています。 ストレージのイノベーションは指数関数的に継続しており、NAND SSDはその設計上、特定のユースケースを対象としたパフォーマンスを提供できます。 ソリダイム P44 Pro は、コンテンツ作成とゲームを含む厳しいワークロードのパフォーマンスを実現するように設計されています。   ソリダイムのワークロードの分析に基づくと、主に128KBのリード (ランダムライトは 128KBを下回る）と、大量の4KBのリード (ライトは4KBを下回り、かつ1MBのリードとライトはあまり重点を置かないものとする) で、優れたコンテンツの作成とゲームユーザー体験を促進します。  このペーパーで詳述した観察テスト結果に基づくと、P44 Pro は、シーケンシャル128KBのワークロードで7000MB/sを超えるリードと6500MB/sを超えるライト・スループットを発揮します。 さらに、この比較で含まれるすべてのSSDよりも、ランダム4KBのリードで140万IOPSを超えるレイテンシーを達成しています。 そのため、ピークロードと低いキュー深度で一貫したパフォーマンスを実現します。 

したがって、P44 Pro は、ゲーマーとコンテンツ制作者に優れたユーザー体験を提供するために、信頼できる選択であると考えられます。

付録 – テスト構成 

[2022年10月]時点のソリダイムによるテスト 

ハードウェア & ソフトウェア構成 – デスクトップPC

ハードウェア & ソフトウェア構成 – ノートパソコン

ベンチマーク・ソフトウェア

アプリケーション・ソフトウェア