AIの時代になり、データセンターからエッジに至るデータパイプラインには驚異的な需要があります。Solidigm では、IT 組織がコンピューティング需要への対応を続ける中、ストレージ容量の要件が劇的に変化している様子を目の当たりにしてきました。そうした背景から、このたび122TB のSolidigm D5-P5336ドライブの提供により、最新のQLC NANDベースの進化を市場にお届けできることを大変嬉しく思っております。 このドライブは、容量、耐久性、信頼性、およびパフォーマンスにおいて大幅に進歩し、顧客要件に完全適合した業界初の SSDです。テクニカルコンピューティングアプリケーション、メディアのキャプチャとトランスコード、AI、その他のデータ集約型ワークロードにおいて、当社の新しいドライブは新たなユースケースの契機となっています。
122TBのドライブ容量を達成できたのは、Solidigm が 2018年に 7.68TB という驚異的な容量の最初のデータセンター向け QLC(クアッドレベル・セル)ドライブを発売して以来、QLCテクノロジーに注力してきた八景があります。 当社には当時から QLCテクノロジーによるパフォーマンスと容量が向上すれば、データストレージのソリッドステートへの移行は押し進められるだろうとの確信がありました。それ以来、Solidigm は QLC の開発において業界をリードし、最高容量のドライブを市場に提供しています。また、人工知能(AI)の登場によりデータ集約型コンピューティングが変化し、AIのデータ収集、トレーニング、ファインチューニング、推論を行う際に必要な高密度のデータストレージ機能が重視されるようになりました。
この大容量ドライブが必要になるのは、どのような人たちでしょうか? グローバルなハイパースケーラーから、トップOEM、主要ストレージイノベーター、エッジソリューションプロバイダー、流通チャネルに至るまで、業界全体が超高密度ストレージの価値を認識しています。122TB D5-P5336 の発表会には、Arm、CoreWeave、Ocient、PEAK AIO、VAST Dataなど、業界を牽引する強力な各企業に参加いただきました。参加企業で提供しているアプリケーションが、新しいドライブの実際の搭載イメージを示しており、さまざまなユースケースにおいてどのように活用されるのか、その方向性がわかります。
Arm:Armの中国市場開拓および IoT 事業担当バイスプレジデントであるクロエ・ジャン・マーは、同社の見解を示しました。QLC 容量が向上したことで、データセンターからエッジまで、顧客にはさらなる効率性を提供できます。省電力コンピューティングで知られる Armは、最大のクラウドサービスプロバイダーがエネルギー使用量を削減して高速コンピューティング用の空き容量を確保する方法を模索しているハイパースケール分野に、ビジネスチャンスを見出しています。今すぐみる。
CoreWeave:CoreWeave のコンピューター・アーキテクチャーディレクターであるジェイコブ・ユンドは、AIが最適化されたクラウドサービスの提供に関するビジョンと、同社のデータパイプラインの戦略的コンポーネントとしてQLC NANDを採用した経緯について説明しました。CoreWeave の容量は、SSDストレージを基盤とするAIトレーニング・クラスターに対する顧客の需要に応じて、継続的に拡張していく予定です。今すぐみる。
Ocient:Ocient のグロースマーケティングディレクター、ソフィー・ケインは、計算負荷の高いコンピューティング処理のために、常時稼働している作業量管理サービスを同社で提供していることを説明しました。Ocient は顧客と緊密に連携しながら、コンピューティング処理とストレージの連携を強化し、パフォーマンスと計算効率の向上を推進しています。Ocient が提供するツールボックスの秘策のひとつが、低消費電力の QLC NAND ベースのSSDの採用にあります。ソフィーは、122TB SSDテクノロジーの将来的な導入に至るまで、この機能を顧客に提供する上で、Solidigm と深い連携が必要なことについて話しました。今すぐみる。
PEAK AIO:PEAK AIO の CEO であるロジャー・カミングスは、データセンターからエッジまでデータ密度を高めるというビジョンについて語りました。同社は HPC 分野に長い実績があり、パフォーマンス、低遅延ネットワーク、効率的なストレージを組み合わせて顧客の要件を満たすエッジ実装でも大規模に成長しています。今すぐみる。
VAST Data:VAST Data の創設者兼 CEOであるレネン・ハラックは、同社の取り組みについて、データプラットフォーム管理とデータソースの統合を組み合わせたインサイトエンジンを追求し、クラウドおよびエンタープライズ環境におけるAIトレーニングの高速化を目指していると、述べています。xAI、ハーバードメディカルスクール、CoreWeave などの企業が、アプリケーションに必要な容量とパフォーマンスを提供するために VAST のデータプラットフォームを活用しており、これには顧客も注目しています。レネンは、この最新の122TB SSD ができたことがデータセンターが完全に SSD 環境に移行するきっかけとなり、回転式ディスクが完全に過去のものになる、と述べています。今すぐみる。
122TB D5-P5336 SSD の発売以来、容量とパフォーマンス効率が話題をさらっていますが、Solidigm チームにとって QLC 製品ラインに導入した信頼性の向上は自社の誇りです。これにより、お客様には長期的なソリューションの導入について、より安心して検討いただけます。当社では来年早々に大量展開を開始する予定しており、これらの製品がデータ集約型環境の幅広い分野で迅速に採用されるものと見込んでいます。皆様に当製品を実際にご試用いただき、その結果を一早くお聞きできることを心待ちにしています。詳細については、QLC D5 Seriesのページをご覧ください。
ロジャー・コレルは、Solidigm のAIおよびリーダーシップマーケティング担当シニアディレクターです。製造、コンピューティングマーケティング、ストレージマーケティングにおける数十年の経験を活かし、さまざまな導入環境やユースケースのお客様のために、Solidigm のソリューション開発を支援しています。