OCPサミットで最も注目を浴びたデータセンターのパフォーマンスと密度

 Sustainable energy storage use cases like windmills and solar panels that benefit from QLC SSDs
Graphic depicting sustainable energy storage that benefits from QLC SSDs

2023年のオープン・コンピュート・プロジェクト・サミットは、ハイパースケーラーが求めるデータ要件について理解し、そのインフラストラクチャー目標がより広範な市場トレンドにどのような影響を与えるのかを確認するのに絶好の機会となりました。 今年のカンファレンスで最も注目されたのはAIの実現でした。

液体冷却からロジック・パフォーマンス・スケーリング、そしてご想像の通りデータ管理にいたるまで、あらゆる話し合いで生成AIモデルから課されるインフラへの膨大な要件が話題に上がりました。 データセンターにおけるストレージとAI ソリダイムのエンジニアは、AIの需要を以前から追跡しており、AIトレーニングや推論クラスターには、SSDテクノロジーが有する低レイテンシーと高パフォーマンスが必要であることを理解しています。 最近リリースされたソリダイムD7-P5810 SSDは、AIトレーニング・クラスターやHPC、キャッシング、高頻度取引などのワークロードに見られるライト処理集中のアプリケーション向けに、高パフォーマンスSLC NANDで最大1.6TBのデータストレージを提供します。 [1]

高パフォーマンスD7-P5810 SSDは、ソリダイムD5-P5336などの高密度SSDとの組み合わせに適しています。 これらのドライブの組み合わは、AIインジェスト要件や、より広範なAI/MLデータ・パイプラインに最適です。

データセンターにおけるストレージと持続可能性 また、OCPサミットでは、持続可能性という言葉や、持続可能性に向けた取り組みの初年度における、データセンターを進歩させるための標準とベスト・プラクティスの完成に向けた進展状況についてもよく耳にしました。電力消費の激しいロジック・プロセッサーが注目される一方で、持続可能なストレージ設計への関心も高まっており、NANDベースのメモリ・ソリューションのエネルギー効率向上に目が向けられ、回転ディスク・ハードディスク・ドライブ(HDD)からSSD中心のストレージ階層化への移行にも焦点が当てられました。

ソリダイムでは、顧客が有する効率性要件に完全に適合することができる、世界で最も高密度なストレージ・ソリューションをリリースしています。 今年の初め、ソリダイムでは業界最高密度のPCIeストレージ・ドライブをリリースしました。最大61.44TBのストレージ容量と192層QLCテクノロジーを備えたソリダイムD5-P5336です。[2] 当社はこのドライブのパフォーマンスを比較対象となるTLCテクノロジーと競合できるように最適化しており、顧客のニーズに応えるため、E1.LルーラーやU.2形式含めたさまざまなインターフェースで提供しています。

この密度は、消費電力1ワット当たりのストレージが多く回復力も高いため、優れた大容量ストレージ・ソリューションであるとともに、回転ディスクから電力を節約できるSSDに移行する手段ともなります。 ソリダイムSSDが実現: データセンターからエッジまでをカバー ソリダイムにおけるSSDポートフォリオの位置づけは、データセンターからエッジ・ストレージ、ハイパースケーラーからメインストリーム・エンタープライズにいたるまでの顧客の要件をカバーするものです。 当社のイノベーションの詳細をご希望の場合は、最近リリースされたTechArenaポッドキャストをぜひご視聴ください。市場に投入されたこれらの新製品の詳細と、これらのソリューションに対する市場の反応を解説しています。ソリダイムSSDポートフォリオの詳細や、当社のチームへのお問い合わせについては、www.solidigm.comをご覧ください。



[1] ソリダイムD7-P5810製品概要

[2] ソリダイムD5-P5336製品概要

著者紹介

ソリダイムの製品マーケティング・マネージャーを務めるジェニース・ウノロフスキーは、データセンター・ストレージ・ソリューションの分野で14年以上の経験を持っています。インテル コーポレーションのテクニカル・マーケティング部門でキャリアをスタートし、ソリダイム入社後は多種多様な企業とパートナーとともに、データセンターSSDイノベーションの推進に携わっています。仕事以外にも、子どもたちと過ごす時間や柔術のトレーニング、アウトドアの探索を楽しんでいます。