エッジ向けストレージ・ソリューションとしてソリダイムのD5シリーズSSDがもたらすメリットのトップ5を解説

データセンターのストラテジストがエッジ・コンピューティングにソリダイムのD5-P5430とD5-P5336を選択する理由


コネクテッド・デバイスが爆発的に増加するにつれ、2030年にはIoT (Internet of Things) 機器の台数が290億に到達すると予測されており、この状況とともにエッジ・ネットワークの重要性も高まるばかりです。こうした分散型デバイスが生成して要求するデータすべてに迅速かつ簡単にアクセスできるようにするために、企業はますますデータをエッジでローカルに格納するようになっています。 

高性能、低レイテンシー、コスト削減というエッジストレージが持つ可能性により、この市場は大規模なものとなりました。世界全体で見たエッジ・コンピューティングの収益は、2025年までに2,740億ドルに達すると見込まれています。エッジストレージの価値とエッジ・コンピューティングの可能性を最大限に引き出そうと、多くの企業がストレージ性能、容量、効率性の要件を満たす (またはそれを上回る) 高密度のソリッドステート・ドライブ (SSD) を必要としています。

このページでは、エッジストレージ要件を満たすために企業がソリダイムD5-P5430を選択している理由のトップ5をご紹介します。

  • 1. コストに見合った価値

    ソリダイムのSSDは、QLCの経済性でTLCに匹敵するリード性能を発揮し、耐用年数にわたり膨大な量のライト処理を実行します。エッジにすぐ実装できるこうしたソリューションは、メインストリームとリード処理中心のワークロードどちらにも対応し、パフォーマンスを犠牲にすることなく、密度、効率、保守性の面でほかにはない優位性をもたらします。
    • D5-P5336: HDD + TLCのハイブリット・アレイと比較して、総保有コスト (TCO) を最大61%削減 [1]
    • D5-P5430: ハイブリッド・アレイのオブジェクト・ストレージと比較して、年間の総コストを最大39%削減
  • 2. パフォーマンス

    ソリダイムは、リアルタイムのアプリケーションやエッジでの超応答性サービスに求められるデータ要件を満たす、高速のリード / ライト処理と低レイテンシーを兼ね備えた高性能を実現します。またソリダイムのSSD製品には、負荷の高いワークロードに対しても耐用年数を超えて一貫したパフォーマンスを確保する、高い耐久性が備わっています。

    • D5-P5430: PCIe接続のTLC方式SSDと比較して、同等のリード性能を発揮しながら、耐用年数にわたる書き込み回数は最大14%増 
  • 3. フォームファクター密度

    ソリダイムでは、エンタープライズとデータセンター向けの標準とされるEDSFF規格のE3フォームファクターを採用しています。これによりSSDの機能は電気的、機械的、論理的に拡大し、エッジにおけるストレージの効率性と容量の最大化にもつながっています。このコンパクトなフォームファクターとQLCフラッシュとの組み合わせこそ、ソリダイムがエッジサーバーのストレージ容量を拡大できる理由です。そのため物理的なスペースが極端に限られている場合でも、企業はストレージを拡張して、エッジで高まる爆発的なデータ需要に対処することができます。

    • D5-P5430: オールTLC方式のSSDと比較して最大1.5倍のストレージ密度
    • D5-P5430は最大30.72TBの容量、D5-P5336は最大61.44TBの容量をサポート
    • 広く採用されているPCIe接続のTLC方式SSDと比較して、D5-P5430は同じスペースで最大4倍の容量をサポート
    • D5-P5430は1U/2U構成のアレイに導入可能 (U.2、E1.L、E3.Sをサポート)
    • フォームファクター: U.2 15mm、E3.S 7.5mm、E1.S 9.5mm
  • 4. 信頼性

    ソリダイムは、SSD製品4世代にわたってクアッドレベル・セル (QLC) フラッシュの信頼性を証明し、このテクノロジーがエッジで必要とされる耐久性とパフォーマンス要件を、コスト効率の高い価格帯で満たすことを実証してきました。またソリダイムのSSD製品は (可動部品がないことからも) 頑丈で信頼性が高く、エッジ環境の多くで見られる厳しい条件にも耐えることができます。

    • 業界標準や一般的な運用の範囲を上回る検証 / テストが実施され、データ・インテグリティーが確保されたD5-P5430
  • 5. サステナビリティー

    ソリダイムは、従来のストレージよりも動作時の電力消費と冷却の必要性を抑えた、エネルギー効率の高いSSDによってサステナビリティーの向上を図っています。これはソリダイムのSSDが、電力制約の厳しいエッジ環境でも効果的に動作することを意味します。

    • D5-P5430は、ハイブリッド・アレイと比較して、最大5倍のストレージ密度、5年間の電力消費を4.3分の1に削減、廃棄ドライブ数を3.8分の1に削減。また、オールTLC方式のSSDと比較して、5年間の電力コストを最大18%削減。
    • D5-P5430は、オールTLC方式のSSDと比較して、5年間の電力コストを最大18%削減。

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エッジでの要件とワークロード固有のニーズにソリダイムのSSDがどのように対応するか、詳しくはソリダイム D5-P5430製品概要をご覧ください。 


[1] HDD + TLCストレージのハイブリッド・アレイと比較して、総保有コスト (TCO) を最大61%削減 

100PB オブジェクト・ストレージ・ソリューションの導入に基づく分析。ソリューション・パラメーター: ラック容量42Uのうちストレージに34Uを使用、3.5インチHDD x10 + 15.36TB TLC SSD x2を搭載する2Uサーバーと、サーバー当たりD5-P5336 x24ドライブを搭載する場合との比較。 最大 2Uベイは、HPE Proliant DL385 Gen 11構成に基づく。同等の1TB当たりスループット (HDDアレイは20%、オールQLCソリューションは8.9%) となるようにデューティサイクルを算出。QLCにはRAID1ミラーリングを適用、ハイブリッドにはHadoopの3重化を設定。D5-P5336の構成: 容量61.44TB、U.2、スループット7,000MB/s、平均ライト動作時電力25W、アイドル時電力5W。ハイブリッドの構成: 容量 - Seagate EXOS X20 18TB 3.5インチ SAS HDD ST1200NM002D (データシートを参照)、500MB/Sとなるように短ストローク・スループット70%で算出、平均動作時電力9.4W、アイドル時電力5.4W。最大2Uベイ (3.5インチ) は、Supermicro 2U SuperServerの設計に基づく。キャッシュ – Micron 7450、15.36TB、スループット6,800MB/s、平均ライト動作時電力16.6W、アイドル時電力5W。ソリューション共通の数値: 電力コスト = 0.15ドル / KWHr、PUE係数 = 1.60、未使用ラック購入コスト = 1,200ドル、システムコスト = 1万ドル、導入期間にわたるラック使用コスト = 17万1,200ドル。 2023年3月時点のソリダイムによるTCOの見積から算出。詳細については、付録を参照してください。ソリダイム社内のTCO概算ツールを使用し、TCOの見積を算出。