AIフィールド・デイ2024

1. AIでストレージが重要となる理由

このプレゼンテーションでは、ソリディグムのエース・ストライカーとアラン・バムガーナーが、AIワークロードにおけるストレージの重要性について議論しています。AIモデルとデータセットが大きくなるにつれ、効率的で高性能なストレージがますます重要になると彼らは説明しています。  

この議論の中では、いくつかの重要なポイントが取り上げられています。

  • 成長し続けるAI市場と、エッジを含めた、一元管理型から分散型へのコンピューティング/ストレージの移行
  • AIデータ向けのハードドライブの優位性とフラッシュストレージへの移行の機会
  • データ取り込み、準備、トレーニング、推論を含むAIワークフローにおけるストレージの役割
  • 消費電力、スペース、冷却などの要因を考慮した、ハードドライブよりも有利となるSSDの総保有コスト (TCO) のメリット
  • さまざまなAIタスクに対応する各種揃ったSSDと、ワークロードの要件に応じて適切なストレージを選択する重要性が際立つソリダイムの製品ポートフォリオ
  • オールフラッシュ・アレイに移行したことで、データ処理時間が大幅に短縮された中国のKingsoftの顧客事例
  • AIの将来の可能性と効率的なAIコンピューティングを可能にするSSDの重要性

セッションでは、クラウドストレージ・アクセラレーション・レイヤー (CSAL) の役割など、ソリダイムのストレージ製品の技術的側面をカバーするフィールド・デイの参加者から寄せられた質問や、AIワークロードの要件を把握して最適なストレージ・ソリューションを実現するために重要となる、顧客とのコンサルティングについても議論しています。

2. データを開放: AIデータ・パイプライン高速化のためのストレージの最適化

Intro to how Solidigm is partnering with Supermicro to advance the role of AI in meeting customer needs

Supermicroのストレージ開発ディレクターを務めるウェンデル・ウェンジェン氏と、Supermicroの製品ストレージディレクターを務めるポール・マクラウド氏が、AIと機械学習のデータストレージにおける課題とソリューションについて説明し、ソリダイムのSSDがこうした課題をどのように解決しソリューションを提供するのかについて解説します。 

Supermicroは、、サーバー、ソリダイムD5-P5336などのストレージ、GPUアクセラレーテッド・サーバー、ネットワーク・ソリューションを提供しており、AI関連アプリケーションが収益のかなりの部分を占めています。

このビデオでは、ウェンデルとポールが、AI運用と機械学習運用における、特にデータ管理に関連した課題について取り上げています。 これには、データの収集、変換、およびトレーニングと推論のためのGPUクラスターへの取り込みが含まれます。 また、AIデータ・パイプラインのさまざまなフェーズを処理するための、大容量ストレージの必要性も強調しています。

Supermicroは、ソリダイムSSDを組み込んだ幅広い製品ラインナップを揃えており、これらの製品は、大規模なデータレイクを必要とするデータ取り込みから、モデル開発と検証のために大量のデータを保持する必要のあるトレーニングフェーズにいたるまでのAIデータ・パイプラインの各ステージに対応するように設計されてます。 

また、効率的なデータ・ストレージ・ソリューションの重要性についても議論しており、複数のデータ・パイプラインが同時に動作することで、異なるIOプロファイルの組み合わせが生成される「IOブレンダー効果」のコンセプトについても取り上げています。

Supermicroは、ストレージ・ソリューションをさらに深く掘り下げており、ソフトウェア定義のストレージ企業であるWEKAとのパートナーシップや、AIワークロード向けに最適化されている自社のアーキテクチャーについても解説しています。ビデオでは、プロセッサーを上回るNVMeフラッシュ・ストレージの重要性と、このようなストレージ・ソリューションを拡張する際に伴う課題についても取り上げています。また、マルチノード・システムからペタスケールのアーキテクチャーまで、さまざまな顧客のニーズに対応するように設計された、Supermicroの広範なストレージ・サーバー・ポートフォリオについても説明しています。

Supermicroは2層構造のソリューションでAIストレージにアプローチしており、高パフォーマンス向けのソリダイムD5-P5336のようなフラッシュ・ストレージと、低コストで大容量を提供するハードドライブ・ベースのストレージがあります。 レイテンシーを低減するGPUダイレクトストレージの役割や、自社のソフトウェア定義のストレージ・ソリューションの柔軟性についても触れています。 

ビデオは、エッジデバイスから大規模なデータセンター・ストレージ・ソリューションにいたるまでの、さまざまなAIおよび機械学習のワークロードに対応するSupermicroの製品ラインナップ概要の紹介で締めくくられています。ビデオでAIソリューションに関する貴重なインサイトと、ソリダイムやWEKAなどの企業と提携することで、Supermicroが市場におけるAIの役割をどのように拡大しているかについて、詳しくご覧ください。 

データを開放: AIデータ・パイプライン高速化のためのストレージの最適化」ビデオの書き起こしはこちら。 

 

スピーカーについて

エース・ストライカーはソリダイムの市場開発担当ディレクターであり、同社のデータセンター・ストレージ・ソリューション・ポートフォリオの新たなアプリケーションに注力しています。 入社当社からソリダイムの社員であり、以前はインテルのストレージおよびメモリグループでソリューション・アーキテクトとテクニカル・マーケティング・エンジニアを務めていました。

アラン・バンガーナーは、ソリダイムのデータセンター製品グループでストレージ製品戦略計画担当ディレクターを務めています。彼は、20年以上前に、カリフォルニア州フォルソムのインテル・コーポレーションでキャリアをスタートさせました。それ以来、フロントラインのテクニカルサポート、複数のインテル・データセンターにおけるリモート・サーバーの管理、製品/チャネル/テクニカル・マーケティング、フィールド・セールス、戦略的製品計画および管理などを担当しました。 これらの役割の中で、カリフォルニア州からニュージャージー州、テキサス州、オレゴン州へと移り、最終的にカリフォルニア州フォルサムで腰を落ち着けました。アランはフェニックス大学で経営管理システムの理学士号を取得しています。自由な時間には料理を楽しんでおり、スキー、バイク、ハイキング、車の整備などを楽しんでいます。

ウェンデル・ウェンジェン氏はSupermicroのストレージ開発ディレクターです。ハーヴェイ・マッド・カレッジで電気工学の学士号と修士号、またUCLAではマーケティングのMBAを取得しています。

ポール・マクラウド氏は、Supermicroの製品ストレージ・ディレクターです。エンタープライズ・ストレージ業界で15年以上の経験を持ちます。 ポール氏は、ホストベースのRAID、スタンドアロンRAIDサブシステム、高可用性ソリューション、NASアプライアンス、ストレージ・サーバー、ファイバー・チャネル・ネットワーク、XsanやStorNextなどのSAN共有製品、従来のエンタープライズ・バックアップ・アプリケーションなどに関する専門知識を有します。